過剰なストレスは血行不良や内臓の不調、皮脂の過剰分泌や睡眠不足などの原因になりますので、それらの影響を受けることによって抜け毛が起こってくる可能性があります。そのため、精神面についてもキチンと対策をしておくことで抜け毛対策をすることができますから、精神的なものだから仕方ないと放置せず、適切な対策をとるように心掛けましょう。

ストレスは体全体の免疫力などに関係してくるため、精神面のことだから髪の毛には関係ないと思って溜め過ぎてしまうと抜け毛を招く原因になってしまいますので、適度に発散するように心掛けることが必要となりますから、過度な精神的な疲れを溜めていないか、常に意識して対策をしていくほうが大切な髪の毛を守ることに繋がります。ストレスを溜めてしまうと自律神経の働きが乱れ、血管が収縮してしまい血行が悪くなって髪の毛を育てるための栄養が毛母細胞に届かなくなり、栄養が不足することによって髪の毛が十分に育つことができなくなり、抜けやすく細い髪の毛になってしまいます。
また、自律神経が乱れることによって内臓の働きも弱くなってしまい、髪の毛を作るためのタンパク質やミネラルといった大切な栄養分を吸収することができなくなってしまいますし、自律神経が乱れることによって、男性ホルモンが増える傾向になり、増えた男性ホルモンの影響によって皮脂の過剰分泌を招くことになりますし、緊張して身構えた状態が長く続くことで体全体が固く緊張した状態が続いてしまい、それが頭皮を固くすることにも繋がってしまいます。

副交感神経の働きが悪くなってしまうため、睡眠障害なども招く結果となり、髪の毛を育てるために大切な睡眠時間が十分にとれなくなったり、眠りの質が悪くなってしまうことによって髪の毛が育ちにくくなってしまいます。回復させるためには、自分のなかに溜め込んでしまわないことが大切ですから、適度な運動をしたり、趣味を楽しんだり、湯船に浸かってリラックスするなど、意識して発散したり、リラックスしたりする時間を作ることが大切です。また食事やサプリメントなどで意識してアルギニンを摂取することによって成長ホルモンを増やして対策をすることも可能ですから、食べ物によって対策をすることもできます。

成長ホルモンというと子供から大人になっていく成長の過程で必要とされるもののイメージですが、実は大人になっても必要なもので、傷んだ組織や肌の再生などの役割があり、髪の毛を作るうえでも大切な役割を果たしてくれるのですが、成長期のイメージ通り10代が分泌のピークですので、成人してからも盛んに分泌を促したいとなるとそれなりの工夫が必要となります。ピークである10代を過ぎると減少していき、40代では約半分になってしまうといわれていますが、成人したからも成長ホルモンはたんぱく質を合成して筋力を保ってくれたり、アンモニアを除去して疲労回復させてくれたり、髪の毛の成長を促してくれたりと大切なものですから、積極的に分泌させていくことが必要です。成長ホルモンの分泌のためにはアルギニンの摂取が効果的で、アルギニンは豆類や豆製品から摂取することができますので、大豆や味噌、豆腐など食事から十分な量を摂取するよう心掛けたり、サプリメントを利用して摂取したりすると良いです。

アルギニンを豆類や豆製品、サプリメントなどでしっかりと補ったら、十分な睡眠時間をとるようにすると成長ホルモンを効果的に分泌させることができ、それによってストレスの解消や抜け毛の予防ができるなど、よい循環を作ることができます。ストレスが体に良くないことが分かっていても目に見える形にならないとなかなか対策ができませんが、抜け毛が増えてから焦るよりも、普段から対策を上手に行い抜け毛を防ぐほうが、余計なストレスを抱えずに気持ちよく生活することができます。”